派遣社員として働くということ

「長引く不景気」「本格的なIT時代の到来」などの社会情勢やビジネス業界の変貌に対応すべく、今や各企業はあらゆる面で経営強化を図っています。
中でもとりわけ恒常的に増えつづける人件コストや雇用コストに対しての削減策や、戦略的な人事政策として人材派遣システムを導入する企業が増えています。

派遣社員という雇用形態は、正社員と比較すると不安定という要素もありますが、「派遣社員と正社員」、どちらにもメリット・デメリットはあるものです。
融通のきく、自分のスタイルに合った雇用形態を選べるというメリットを生かした人材派遣というスタイルを選択する人口も急増しているのも事実です。

ここではそのメリットとデメリットについてどのようなものが挙げられるのかを考えてみたいと思います。

人材派遣のメリット

1. 正社員やアルバイトよりも一般的に給与が高い。
2. 自分の能力、好みにあった仕事や職場を自由に選択できる。
3. 純粋に技術者としてのスキルが評価される。(能力が評価され契約更新へつながればベースアップも可能)
4. 企業内の派閥など人間関係の煩わしさから解放されて比較的自由に働ける。
5. 希望すれば複数の企業に派遣され、いつもリフレッシュして仕事に取り組める。
6. 多数の企業を渡り歩ける。また職務経歴に支障をきたさない。
7. 総じて自分のライフスタイルに合わせた仕事の選択が可能。

人材派遣のデメリット

1. 能力によっては収入の差はある。(スキルアップすれば逆に収入はアップする)
2. 常に技術を磨き、能力を発揮する必要がある。
3. 福利厚生(保険など)が貧弱な会社がある。
4. 給与が高い分、賞与(ボーナス)や退職金がない。
5. 孤独になりやすい。(その分煩わしいつきあいから解放される面もある)
6. 将来的に雇用不安の要素がある。

このようにいいことばかりとは言えないのですが、それは正社員においても同じです。
派遣社員のメリットを、いかに自分の生活スタイルに反映できるかが鍵だと思います。

例えば、賞与(ボーナス)がないという点ですが、たとえ正社員であっても必ずしも保証されているものではありませんし、逆に派遣であっても契約内容によっては支給される場合もあるのです。

それでは雇用不安についてはどうでしょう。
昨今のこの景気の低迷により、最近では正社員であってもリストラを通告されたり、病欠や遅刻等を繰り返したりすれば、たちまち雇用主からの信用を失い、やがてリストラの対象になったり解雇に至ったりというのもよく聞く話しです。
つまりどちらであっても生活が不安定ということには変わりなく、派遣社員であっても仕事に対しての責任と義務を果たしていれば生活の安定は図れるのです。

また技術を磨いて自分のスキルを上げることによって収入がアップするという点においては正社員となんら変わらないのです。

これらの事をよく把握してさえいれば、人材派遣という雇用形態は自分の生活スタイルに生かすことが出来るはずです。